[労働経済]厚労省 パワハラ防止対策、勤務間インターバル制度普及推進についても検討
厚生労働省では、「働き方改革実行計画」で取り上げられている次の事項について、さらに新たな検討会を立ち上げて、より具体的な制度にしようとする動きがみられます。
●パワハラ防止対策について
「職場のパワーハラスメント防止対策についての検討会」を立ち上げ、5月19日に初会合を開催。職場のパワーハラスメントの実態や課題の把握、パワーハラスメントの防止を強化するための方策などを検討し、平成29年度末までに結論を得る予定です。
職場のいじめ・嫌がらせが増加傾向にある状況に、政府の「働き方改革実行計画」では、労働者が意欲をもって健康に働くためには上司や同僚との良好な人間関係づくりを推進し、職場のパワーハラスメント防止の強化を図ることが必要だと言及。労使関係者を交えた場で対策の検討を求めていました。
第1回検討会の資料はこちらをご覧ください。
<第1回職場のパワーハラスメント防止対策についての検討会/配布資料>
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000165529.html
●勤務間インターバル制度について
「勤務間インターバル制度普及促進のための有識者検討会」を立ち上げ、今月16日に初会合を開催。前日の終業時刻と翌日の始業時刻の間に一定時間の休息を確保する勤務間インターバル制度について、導入状況などの実態把握や導入促進を図るための方策などを検討し、平成29年度末までに取りまとめる予定です。
政府の「働き方改革実行計画」では、勤務間インターバル制度の導入を企業の努力義務とするとともに、有識者検討会を立ち上げて制度の普及促進に向けた検討を行う方針が示されていました。
第1回検討会の資料はこちらをご覧ください。
<第1回勤務間インターバル制度普及促進のための有識者検討会/配付資料>
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000165043.html