[年金・医療]健保組合の料率、初の9%台 過去最高に
健康保険組合連合会(健保連)は4月22日、全国に1403ある健康保険組合全体の2015年度の平均保険料率などの集計結果を速報値として公表しました。全体の約2割にあたる316組合が4月から保険料率を引き上げ、平均保険料率は前年度から0.16ポイント上昇の9.02%となり、初めて9%台となる見通しです。社員1人当たりの年間の平均の保険料は、前年度よりおよそ1万1000円増えて47万8649円となります。
健康保険組合全体の収入が約2300億円増える一方で、後期高齢者医療を支えるための負担金が約1200億円増えることなどから、組合全体の経常赤字は1429億円になるとしています。