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[労働経済]有効求人倍率0.61、震災等の影響で17か月ぶり悪化

 厚生労働省が31日に発表した4月の全国の有効求人倍率(季節調整値)は0.61倍で、3月に比べて0.02ポイント下がり、1年5か月ぶりの悪化となりました。
厚生労働省では「東日本大震災の影響が全国に波及している」とみています。

 都道府県別では、震災の影響があった岩手(0.41倍)、宮城(0.44倍)は3月と比べていずれも0.06%の低下で、全国で最大の落ち込み幅となりました。福島は0.49倍で横ばいでした。

 一方、総務省の発表によると、震災で調査ができない3県を除く4月の完全失業率(季節調整値)は4.7%で、3月よりも0.1ポイント悪化しました。完全失業者数は309万人で、前年同月比で30万人減少しました。

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