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[年金・医療]国民年金追納期間、10年に延長で最大40万人救済…厚労相推計

 厚生労働省は26日、国民年金保険料をさかのぼって納付できる期間を現行の2年から10年に延長すると、最大40万人は無年金にならずにすむとみられるとの推計を発表しました。年金額が増える人などと合わせると、最大1710万人に効果が生じるとみられています。現在、国民年金の加入期間が足りず、将来的に無年金者となる65歳未満の人は約85万人と推計されており、制度改正により約半数を救済できることになります。

 未納の国民年金保険料をさかのぼって納付できる追納期間は、現行で「過去2年」。同日の審議で、長妻厚生労働相は追納期間を「過去10年」に延長する国民年金法改正案を今国会に提出し、2011年度から実施する方針を表明しました。納付期間が足りずに受給資格がない「無年金者」が新たに受給権を得たり、年金受給額が低い「低年金者」の受給額が増える可能性があります。

効果が生じるとされている1710万人の内訳としては、
(1)追納で年金額が増えるのが1600万人
(2)受給資格を得る年齢が早まるのが70万人
(3)将来無年金とならずにすむのが40万人
と見込まれています。

 現在、国民年金は加入期間が25年に1カ月でも足りなければ受給できません。これまで、事後納付を認める期間が2年というのは短すぎるとの指摘が多くありました。

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