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[労働経済]失業手当の給付件数29%増加

 雇用保険の給付手当が増加し続けています。雇用環境の悪化が理由で09年4月〜9月の失業手当の給付件数は133万7690件となり、08年同期に比べ29.5%の増加です。10月以降も前年実績を上回る公募が大きく、09年度通期では08年度の220万件を超えるのはほぼ確実です。

 給付はリーマンショックが起きた昨年9月以降、13ヶ月連続で前年同月実績を上回って推移し前年実績と比べた増加率が最も大きかったのは4月の43.1%。これは、非正規社員らの雇用契約の更新が集中する年度末に契約を更新できず、職を失った人が急増したことが背景にあります。

 10月以降は今年3月末の雇用保険法の改正により新たに適用対象となった人の受給が始まるため、再び増加傾向が強まる可能性が高くなると思われます。

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