[年金・医療]年金記録198件を別人と統合
社会保険庁は10日、持ち主の分からない約5,000万件の年金記録のうち198件について、該当者を見つけて記録を統合した際に別人の記録と統合するミスがあったと発表しました。氏名の読みが一致する別人の記録を、漢字表記を確認しないまま統合しするなど、「作業を委託した事業者が事務処理を誤ったことが原因」としています。社保庁は誤って統合した記録を削除し、職員が該当者を訪問して謝罪するとしています。
業者が9月18日から10月31日のあいだに11万8千人に記録を統合した結果を送ったところ、6人から誤りの指摘があり、ミスが判明しました。
このほかに本人の申し出と記録上の企業名が異なるにもかかわらず、氏名と生年月日が同一というだけで記録を統合してしまったケースが352件ありました。社保庁は「該当者の記憶違いも考えられ、統合した記録が正しい可能性もある」として、該当者に個別に確認作業を進めるということです。