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[年金・医療]年金記録問題、2年で照合完了=4年程度で全件終了へ 厚労相意向

 長妻昭厚生労働相は年金記録問題を解決するため、11年度までの2年間で記録の照合などに1万数千人を投入するなどの包括的な対応策を決めました。

 10年度概算要求に約2000億円を盛り込み、2010年度中に、次の3つを柱として取り組んでいくとのことです。
1.8億5000万件の紙台帳とコンピューター上の記録の照合システムを構築し、おおむね2年間で照合を完了
2.厚生年金基金の記録と社会保険庁の記録の照合に着手
3.自分の年金記録をコンピューター端末を使って確認できる「年金通帳」の交付を開始

 持ち主が分からない古い紙台帳と、コンピューター記録との照合作業では、紙台帳を電子画像データ化して新たな検索システムを構築。全国どこの社会保険事務所でも「宙に浮いた年金」などの解明が容易になるようにするとのことです。

 また、年金記録の訂正には社会保険事務所で2カ月程度かかっていますが、再計算の複雑な受給者の場合、昨年12月時点で誤りが確認されてから実際に支給されるまで平均9カ月かかっていました。前政権でも人員は増強されましたが、さらに増やすとのことです。専用端末機で各自が年金記録を確認できる年金通帳も発行の制度設計に着手します。

 民主党は衆院選の政権公約(マニフェスト)に「年金記録問題の解決に2年間、集中的に取り組む」と明記。年金通帳についても、「すべての年金加入者に交付する」としていました。

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