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[年金・医療]厚労省方針-高齢者医療、10年度も負担軽減 混乱回避へ

 厚生労働省は7日、75歳以上を対象とした後期高齢者医療制度の負担軽減策を2010年度も継続する検討に入りました。70~74歳の診察時の窓口負担も原則1割に据え置く方針です。長妻昭厚生労働相は同制度を廃止する考えで、新制度を設計する検討会を月内にも立ち上げる見通しです。新制度の導入までには時間がかかるため、現場の混乱を避ける経過措置をとるべきだと判断しました。

 同制度の創設は08年4月で、高齢者の負担増などに対する批判が強まり、自民、公明両党の連立政権下で運用改善策を段階的に決めていました。厚労省は新制度導入までの措置として、来年度は高齢者の負担を増やさないよう配慮する考えで、財源3000億~4000億円を来年度の概算要求に盛る方向です。

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