[労働経済]中小企業の退職金共済、純損失36%増の1,930億円 2008年度
中小企業の退職金共済(中退共)を運営する独立行政法人、勤労者退職金共済機構の2008年度決算について、厚生労働省が14日に発表しました。中退共の純損失は1,930億円と、景気低迷を反映し、前年度に比べ36.7%増加しました。
定年退職者が増えたことで、一時金払いと分割払いの総額である支給総額は4,281億円と同8.2%増えた。運用利回りはマイナス4.88%と2年連続のマイナス。米サブプライムローン問題による株式相場の下落などが響いたものとみられています。